【Interview】デザイナー兼ブランド創設者のシェニアさんと対談 Part.1
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デザイナー兼創設者:シェニア(以下 X)
インタビュアー:アヤ(以下 A)
A:こんにちは、本日はマカオよりインタビューを受けていただきありがとうござます!
X:こんにちは。いえいえ、日本の皆さんにより私やO.N.Eのことを知ってもらえる機会があって嬉しいです!
A:早速ですが、インタビューに移らせていただきます!
デザイナー兼ブランドの創設者でもあるシェニアさんですが、シェニアさんについて、また、O.N.Eについて、ざっくばらんにお話しできたらと思います!お願いします!
X:是非!お願いします!
1. O.N.Eの創設ストーリー
A:では早速…元々デザインは専門学校で学ばれていたのですか?
X:いえ、デザインは高校の時にたくさん絵を描いたり、習い事でアートを学んでいて、大学ではホテルマネジメントを学んでいました。
A:え!ホテルですか!全然違いますね!それはなんでまた?
X:その当時、マカオではカジノやホテルがどんどん建っていっていて、観光業がとにかく盛んな時期だったんです。
当時は、特にこれと言ってやりたいことがなかったので、安定した未来のある職だとして、親に勧められてその道に進みました。
A:そうだったんですね。大学卒業後は、ホテル業界に?
X:そうですね。1年ほど働いていました。
でも、楽しんで働いていたわけではなくて、自分の中で沸々と本当にやりたい仕事で楽しんで働きたいという気持ちが大きくなっていきました。
A:なるほど。それで本当にやりたいこと、「自分でブランドを始めよう」と思われたのですか?
X:はい。それが自分にとって大事なバリューでした。
A:素敵ですね。でも、どうしてバッグだったんですか?デザインは他にも色々あるじゃないですか、洋服だったり家具だったり…
X:あ〜いい質問ですね。笑
ホテルで働いていた時に、それこそ仕事を楽しめていなかったので、リフレッシュというのか、楽しみが必要だったんですよね。
そんな時に同僚が、香港のレザーハンドクラフト教室に誘ってくれました。それがすごく楽しくて。自分で皮を裁断して作り上げて…それをInstagramだったりSNSに投稿していたら周りの友人からの評判もすごい良くて。
A:おお〜それがブランド創設のきっかけだったんですね。
X:そうです!それこそ最初はハンドクラフトの財布などの小物類がメインで、そこからバッグを作っていこうと決めました。
A:なるほどなるほど。初めはO.N.Eもヴィーガンブランドではなかったですもんね。
X:そうですね、2015年にO.N.Eが始まった当初は動物の皮を使ったレザーブランドでした。
A:2019年からヴィーガンレザーブランドにリブランディングしたんですよね?
X:そうです。そこでO.N.Eのコンセプトやバリューが代わり、よりブランドの想いが固まりました。
2. マカオのヴィーガン事情
A:2019年のヴィーガンブランドへのリブランディングは、ホームページにも公開されているお話の、シェニアさん自身がヴィーガンになったことが理由だと思うのですが、当時のマカオは生活スタイルをヴィーガンに移行しやすい環境でしたか?
X:最初の2ヶ月は正直慣れるのが大変でした。笑 食べ物に関しては、1時間おきにお腹が減っていました。笑
A:ええ、そんなにですか笑笑
X:最初はやっぱり知識がなかったので。タンパク質をしっかりとるとか、お腹にちゃんと溜まる植物性のものだったり、何も知らずに食べていました。笑
でも自分で調べたり知人に聞いたりして、知識をつけたらすぐにその問題は解決しました!
A:やっぱりタンパク質が空腹の原因になるのですね。
ちなみに、シェニアさんがヴィーガンになった後の外食などの付き合いは大丈夫でしたか?
X:仲のいい大人数のグループがあるのですが、ヴィーガンになったことを伝えた直後に旅行に行った時なんかはやっぱり、お店選びの時に不穏な空気になったり、厳しい言葉を言われたこともありました。
でも、今ではみんな慣れたのかすごく気を遣ってくれて、お店選びも積極的にしてくれます。
A:すごく優しい素敵なご友人ですね。シェニアさんも素敵な人だからこそご友人もシェニアさんを尊重してくださるんだと感じました。
私自身ヴィーガンではないのですが、お肉を摂らないようにしていた時期があって、その時はやっぱり、すごく仲のいい友人でも、冗談ではあるのですが所詮「意識高い系」と軽く嘲笑われたりして、日本ではやっぱりまだまだヴィーガンになるハードルは高いなと感じてしまいます。
X:ああ〜すごくよくわかります笑
A:その点においてマカオでヴィーガンとして生きていくのはどうですか?難しさを感じますか?
X:マカオでは仏教が主流で、仏教の考えから肉や魚を食べないベジタリアンはよくいるので。そこは受け入れられやすいです。宗教の観点からその辺は大丈夫ですね。
A:そうなんですね!それはまた日本とは違う視点ですね。
X:ただ、卵や牛乳も摂らないとなると、すごくびっくりされます。笑
A:同じ仏教信仰国でもこのような違いがあるのは面白いです。
X:外食に関しては、マカオは中華料理が主流なのですが、メニューのバリエーションがとてつもなく多いので、ヴィーガンの選択をするのは簡単な方だと思います。でも、旅行した時に思いましたが、日本はその点においては難しいなと感じました。例えば、ラーメン屋さんにはラーメン以外のメニューが一切なかったり。
3. リブランディングで直面した課題
A:なるほど。確かに私も香港とマカオに行った際、メニューの多さにはびっくりしました!
シェニアさんがヴィーガンのライフスタイルに移行された際のハードルや変化をお聞きしたのですが、もともと動物の革製品だったブランドをヴィーガンブランドにするとなった時に直面した課題はありますか?
X:やっぱり何人かのお客様には、価格が革製品と同じくらいのものもあったりするのでそこに意義を唱える人はいました。
でも、基本的には「ヴィーガン」の部分をあまりマカオの人は気にしていない感じがします。単純にデザインが可愛いくて気に入ってくださったり、耐久性を伝えると購入してくださる方が多いです。
A:日本でも同じような感じです。やっぱり結局はデザインが一番重要だったりしますよね。私自身も最終的にはデザインで選びます。
X:興味深い点は、私たちのマカオのお店には海外のお客様がよくいらっしゃるのですが、中国からのお客様はヴィーガンレザーと動物性レザーの価格にあまり差がないことをよく言われますが、香港やマカオ、台湾からのお客様からはそういうお声はないので、国による捉え方の違いは面白いと思いました。マカオはシャイな人が多いので、ただ思っていても言わないだけかもしれないですが笑
A:日本人と似ているかもしれないです笑